バーミンガムで開催されたState of the Mapカンファレンスが閉幕しました。(実際にはまだ本日、50人のハッカーたちが way number 32637693 に集まってワイワイと活動しています) SotMでどんな楽しいことが起きたのかは近々公開する予定です。でもその前に、、、OpenStreetMapのビジネスの話をしておきましょう。
土曜日に、OSMFの定例年次総会が開催されました。
代表理事 Simon Pooleが司会を努め、財団に関する昨年のニュースの抜粋の発表が行われた後、今後の課題についての投票が実施されました。
理事選挙の結果:
Frederikさんがメーリングリストでアナウンスしたとおり、Dermot McNally さんと Oliver Kühn さんが理事として再任されました。まことにおめでとうございます。そしてそこに、Kate Chapmanが合流しました。
Kate Chapmanさんは立候補の声明として、以下のコメントを発表しています:
“Generally I would like to see the OSMF assist OSM in becoming more diverse, I think my experience through the Humanitarian OpenStreetMap Team (H.O.T.) can help make that happen”.
翻案 “私はOSMFへ参与するにあたり、OSMがより多くの、様々な視点で構成されるようにしたいと思っています。私がこれまでに従事してきたOSM人道支援チーム(H.O.T.)の経験を生かし、その可能性を実現したいと考えています”
Kateさんの理事議会への参加を、とても喜ばしく思います!
投票の得票数は以下のとおりです:
- Kate Chapman 114
- Dermot McNally 85
- Oliver Kühn 57
- Roland Olbricht 54
- Kai Krueger 42
- Gregory Marler 40
- Marek Strassenburg-Kleciak 13
みなさま、ほんとうにおつかれさまでした。
協賛企業条項の締結案について
今回の投票では、協賛企業条項の締結案についても議論が行われました。結果として、92%が賛成となり、条項の改定は可決されました。
ただし、協賛企業がOSMFへの投票権を得るかどうか、という点においては意見がやや分かれました。投票権を得てもよいのではないか、という議案に対して、賛成75票、反対59票、棄権14票となりました。これにより、賛成の得票数は58%となり、批准として定められた75%には到達しませんでした。そのため、本案は否決されました。
定例総会において議論された論点について、もう少し詳しい情報が the draft meeting minutesで公表されています。そちらも参照ください。