Open Source Initiative (OSI)はオープンソースのコミュニティ形成や教育、そして、非プロプライエタリなソフトウェアの重要性について理解を広めるための活動を中心に活動している団体です。昨年、私達は彼らから、団体への加盟と作業の共有を検討できるかどうか、問い合わせを受けていました。
OpenStreetMap Foundation理事は投票を行い、その申し出をうけることを決めました。これにより、Creative CommonsやDemocracyLab、Document Foundationやその他の団体と同様、OSMFも団体会員として加盟することになります。
OSI加盟に伴い、理事は以下の権限をもつ代表員を指定します。
- OSIへの主要なリエゾン
- OSI内のワーキンググループへ参加
- OSI代表理事として指名される加盟5団体の薦挙と投票
現在の代表員はKate Chapmanです。
OSIのミッション: “Open Source Initiative (OSI)はオープンソースよりもたらされる恩恵に関し、全世界に対して提言と教育を行い、そしてオープンソースコミュニティに存在する様々な支援団体同士をつなぐことを指名とする非営利団体です。オープンソースは、分散された多数の参加者によるピアレビューや作業工程の透明性を伴ったソフトウェア開発手法を可能にするものです。オープンソースは高い品質と信頼性、フレキシビリティ、またコスト削減を確約し、さらに利己的なベンダによるロックインに終止符を打つ手段となり得ます。標準化主体としての私達の活動のなかで重要な役割をもつもののひとつが、コミュニティ全体を支えるものである、「オープンソースの定義(Open Source Definition)」のメンテナンスです。Open Source Initiative Approved Licenseの商標とプログラムは、開発者と利用者、企業と政府がオープンソースに関する信頼関係を築き上げることを可能にします。”
OpenStreetMapについて
OpenStreetMapは2004年に開始された国際プロジェクトであり、自由な世界地図の作成を行っています。自由な地図を作るため、数千人を超えるボランティアが、道路や鉄道、森林、建物をはじめとする多くの種類のデータを世界中で収集しています。私達の地図データは誰もが無料でダウンロードでき、商用目的を含む、どのような目的にも使うことが可能です。特定の地物を強調させたり、距離や経路の計算を行ったり、さまざまな地図を自分自身で作成することができます。OpenStreetMapは、救急医療や消防隊員、人道支援対応といった用途に対してもすばやく最新のデータを提供し、用途を広げています。
OpenStreetMap Foundationについて
OpenStreetMap FoundationはOpenStreetMapプロジェクトを支援するために組織される英国法人です。OSMFは、誰もが利用し、共有することのできる自由な地理空間データの配布と開発、成長を推進することを目的としています。OpenStreetMap FoundationはOpenStreetMapプロジェクトのインフラを所有し、管理しています。
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