OSM財団理事選挙 2023

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来る12月、OpenStreetMap財団 (OSMFJ) の理事選挙が行われます。 投票は12月2日16:00 UTCから始まり、12月9日に開催される2023年年次総会において結果がアナウンスされます。

選挙対象の議席

この選挙では少なくとも、任期が終了となる3つの議席(Guillaume Rischard氏、Mikel Maron氏、そしてRoland Olbricht氏)が対象となります。対して、Arnalie Vicario氏、Craig Allan氏、Mateusz Konieczny氏そしてSarah Hoffmann氏は続投となります。理事会の議席数は合計7席となっています。

Guillaume Rischard氏とRoland Olbricht氏はすでにもう一度立候補する意向を決めています。Mikel Maron氏は財団の定款に基づき、再立候補はできません。 すべての理事は無償のボランティアです。

投票資格

すべての通常会員 [1] および賛助会員 [2] (アクティブコントリビュータメンバーシッププログラムを通じたメンバーを含む)は選挙の投票資格を有します。具体的には以下を満たしていることが条件です:

  • 年次総会の開催日から90日前までの期間を通じて、通常会員または準会員であること。
  • 総会の開催7日以上前までに、会費の支払い滞納がないこと。
  • 自然人(人間) であること。
[1] Normal members provide their full residential address and can vote on all General Meeting resolutions. Their residential address may be disclosed to other members.
[2] Associate members provide just their country of residence - which may also be disclosed to other members - and can vote - but not on all General Meeting resolutions. Additionally, they cannot be board candidates.

なお、「90日間」とは、年次総会が予定通り2023年12月9日に開催される場合、現在の会員資格の開始日がUTC時間で2023年9月10日(日)開始以前でなければならないことを意味します。

2023年の総会までにOSM財団会員資格が終了してしまう方が投票を希望する場合、必ず事前に資格を更新してください。会員資格の終了日や区分を確認するには、前回の会員資格更新の際に受け取ったメールをご確認ください。Eメールが見つからない場合や、会員更新の自動リマインダーが届いていない場合は、メンバーシップワーキンググループのボランティアに問い合わせください。

理事の規約、責任、そして立候補理由

理事の規約、責任、そして立候補理由については、OSM wikiのリンクを参照ください。

財団の活動の多くはワーキンググループのボランティアによって行われており、財団への支援を希望されるかたは、ワーキンググループへの参加も検討ください。

現理事、および過去に理事を務めた何人かは、他人から勧められるまで理事として立候補することは思いつかなかった、と述べています。理事に立候補するかどうか、他のかたに立候補を勧めるかどうか、考えてみてはいかがでしょうか。

理事立候補の詳細規定

理事への立候補には以下の条件が必要です。

  • 年次総会の28日前までに、OSM財団の通常会員であること。
  • 年次総会の180日以上前に、通常会員あるいは賛助会員であること。
  • 理事としての活動を希望すること。
  • 法的にそれらが禁止されていないこと。
[3] 180 days: OSMF membership start date before 12 June 2023, if the Annual General Meeting takes place on 9 December 2023, as scheduled. 

もしあなたが賛助会員で、その他の条件を満たしている場合、通常会員に変更することが可能です。メンバーシップワーキンググループにご連絡の上、 ご住所をお知らせください。

OSM財団会員による決議案

OSM財団の会員は、決議案を提出し、会員に投票を求めることができます。決議案が投票対象に加えられるには、投票権を持つ会員の少なくとも5%の支持を得る必要があります [4] 。詳しくは以下を参照ください: 2006年会社法: 書面による決議案の配布を求める会員の権限 決議案を審議対象とする期限は、2023年10月25日となる見込みです。今後数週間以内に、OSM wikiで主要な日付が公開されますので、チェックしてください(以下リンク)。

[4] If the vote would take place today, you would need the support of at least 76 OSMF members eligible to vote. Please note that this number will change.

2023年理事選挙および年次総会関連情報

2023年理事選挙、および年次総会のそれぞれに関する情報は、今後数週間以内に以下のページで詳細が公開されます:

もしすでにOSM財団の会員である場合、osmf-talk (OSM財団会員メーリングリスト) で最新情報をチェックすることもできます。 osmf-talkへの登録は、OSM財団会員であればこちらから可能です。(OSM財団会員登録で利用しているメールアドレスを使用してください) アーカイブはこちらになります

通常、選挙がどのように行われるかを知りたいかたは、OSM wikiやOSM財団ウェブサイトの前回選挙に関するページをご覧ください。

About the OpenStreetMap Foundation

The OpenStreetMap Foundation is a not-for-profit organisation, formed to support the OpenStreetMap Project. It is dedicated to encouraging the growth, development and distribution of free geospatial data for anyone to use and share. The OpenStreetMap Foundation owns and maintains the infrastructure of the OpenStreetMap project, is financially supported by membership fees and donations, and organises the annual, international State of the Map conference. Our volunteer Working Groups and small core staff work to support the OpenStreetMap project. Join the OpenStreetMap Foundation for just £15 a year or for free if you are an active OpenStreetMap contributor.

コミュニティ協議事項: OSMF戦略計画 第2稿

OSM財団理事会は、この3ヶ月間の作業のなかのひとつとして、OSMF戦略計画を改訂してきました。そしてこのたび、OSM財団会員、そしてOSMコミュニティからのフィードバックを得るため、理事会は書き直された計画をここに共有します。

戦略計画の最新版はこちらです。 あなたが感じたこと、考えたことを、ぜひコミュニティフォーラムメーリングリストで共有してください。

抜粋: 

以前のバージョンに対するみなさんのフィードバックは、現在の状況を形作るにあたり、極めて役に立ちました。この文書では多くの変更が見られます。  

  • 計画に前文を追加し、私たちの現在地と進むべき方向について全体像を示しました。
  • 計画は、OSMF理事会がその活動を組織する4つのクラスタ(技術インフラコミュニティ開発、制度開発、財務ガバナンス)を骨子としています。 
  • これらのクラスタにはそれぞれ目標が設定され、主要な行動についても言及されています。さらに重要な点として、OSMFのどの部門がその具体的な活動内容を模索し、実行に移す責任があるかが示されています。
  • 全体として、計画はより簡潔で明確なものとなり、OSMFの活動を理解するための確かな基礎となっていると考えています。

次の活動 

私たちは今後3週間、継続的にフィードバックを検討し、その後、9月中旬に予定されている会合で討議します。しかる後、フィードバックに基づいた追加修正を行い、2023年9月21日の9月理事会にて計画を正式に採択する予定です。

ぜひ、みなさんの考えをお聞かせください。そして、このプロセスに参加してくださるすべてのひとに感謝を!


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State of the Map 2024 開催宣言: 2024年9月6-8日 ナイロビとオンラインでお会いしましょう!

全世界から集うOpenStreetMapコミュニティの地図好きたちと、友誼を結び、交流を深めましょう!

OpenStreetMapコミュニティの世界会議、State of the Map (SotM) が2024年9月6日から8日まで、ケニアのナイロビで開催されることをここに発表します! このエポックメイキングなイベントには、情熱的なマッパー、データ愛好家、技術者、コミュニティメンバーが世界中から集まり、協働と開かれたマッピングの精神を言祝ぎます。

好評を博した State of the Map 2022 Firenze を受け、来る State of the Map 2024 は再びハイブリッド形式で開催されます。前回のイベントから得た貴重な教訓と経験をもとに、この開かれた地図の壮大な祭典へ参加したいと望むすべての人が、情熱的な声でコミュニティ全体と意見を交わし合える、より参加しやすいカンファレンスにすることをお約束します。

Photo: View of Nairobi, Kenya from KICC by Daryona, CC-BY-SA 4.0 via Wikimedia Commons

私たちは、State of the Map 2024において、革新的であらゆる人々を受け入れる体験を企画するために、地元のナイロビチームと協力し、私たちのグローバルコミュニティにとって可能な限りアクセスしやすく、誰もが参加できるセッションを実施できることをとても楽しみにしています。

カレンダーにチェックを入れ、SotM 2024に参加する準備をしてください! イベント開催が近づくにつれ、講演者、アジェンダ、チケット購入方法、参加方法など、最新情報をお届けします。それぞれの地図を手に、アイデアをバッグに詰め、ナイロビで開催される State of th Map 2024で忘れられない旅に出る準備をしましょう!

SotM組織委員会

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The State of the Map conference is the annual, international conference of OpenStreetMap, organised by the OpenStreetMap Foundation. The OpenStreetMap Foundation is a not-for-profit organisation, formed in the UK to support the OpenStreetMap Project. It is dedicated to encouraging the growth, development and distribution of free geospatial data for anyone to use and share. The OpenStreetMap Foundation owns and maintains the infrastructure of the OpenStreetMap project, is financially supported by membership fees and donations
.The State of the Map Organising Committee is one of our volunteer Working Groups.


OpenStreetMap was founded in 2004 and is an international project to create a free map of the world. To do so, we, thousands of volunteers, collect data about roads, railways, rivers, forests, buildings and a lot more worldwide. Our map data can be downloaded for free by everyone and used for any purpose – including commercial usage. It is possible to produce your own maps which highlight certain features, to calculate routes, etc. OpenStreetMap is increasingly used when one needs maps which can be very quickly, or easily, updated.

OpenStreetMap、誕生日おめでとう

OSMは19歳を迎えました — 私達はその歩みを支援するため、オンラインのファンドレイジングキャンペーンを開始します。

18年前、OSM創始者 Steve CoastさんはOpenStreetMapの最初の誕生日を一緒に祝おう、と呼びかけました。

2025年、OpenStreetMapの周辺は目まぐるしく変わってゆきました。World Summit on Free Information Infrastructures (WSFII, 自由な情報インフラのための世界サミット)のような会合や、オープンな地理データ創造キャンペーンガーディアン誌のような大メディアで取り上げられたこの報道など、オープンデータの潮流はより広範に、勢いを増してゆきました。 8月に開催された最初の誕生日の後、OSM.orgにおいてOSMのフロントエンドが公開されます。それから時を置かずして、”旧式で恐ろしほどのアレ“のかわりに、新しく”最新式の”アプレットが導入されます。

2006年にかけて、OSMerは世界中をマッピングして回りました:

OSM誕生日のこれまで

2014年にOpenStreetMapが10歳を迎えたとき、ロンドンのバー Strongroom で最初の誕生日イベントが開催されたときよりも、誕生日イベントの数は大きくその数を増やしました。実際、当時はそれらのパーティの位置を示した地図が作られたほどです。

OSM wikiの “誕生日/Birthday” セクションには、これまで開催されたOSM誕生日記念マッピングパーティの写真や注釈が、宝物のように眠っています。

もしOSMの19歳の誕生日を祝ってくれるかたがいらっしゃれば、ぜひその写真をシェアしてください 🎂

OSMの19歳の姿

OpenStreetMapは、オープンソースで、参加者の努力によって生成される地理空間プロジェクトとして、常に最大のものであり続けています。正式に設立された地域支部の数は5大陸中で18に渡り、 さらに数十のローカルコミュニティが、世界中のほぼすべての国で、50以上の言語による数百のコミュニティチャンネルで会話を交わし、共同作業を続けています。その地図とデータは、いまや世界的に認知された地理空間情報源となっています。APIは数百万人に利用され、コミュニティは意欲的で才に富み、文化的にも地理的にも多様性に満ちています。 OSMは昨年、プロジェクトの規模と影響範囲を考慮し、サイトの安定性に関わる初めて有給エンジニアを迎えました。

image credit: Kate Varfolomeyeva, 2023

2023年、OSMがコミュニティメンバーにとってどのような意味を持つかより深く知るために、OSMを愛する理由について聞いてみました。その答えの一部をご紹介します:

Image Credit: Kate Varfolomeyeva, 2023

いまこの時がOpenStreetMapにとっていかに重要な瞬間なのか、おわかりいただけるでしょうか。そのデータは世界で最も差し迫った課題を解決するために役立っており、地図作成を容易にする新しい技術があり、そして、それに取り組む熱意はかつて無いほど高まっています。

こうした課題と機会に対応するため、OSM財団理事会は、プロジェクト管理、エンジニアリング、フロントエンド開発などのスキルに戦略的に資金を提供し、多様で誰もが参加できる地図を育て上げるための奨励金やスポンサーシップを提供することで、拡大を続けるボランティアコミュニティを支援するための戦略的計画の策定に取り組んでいます。  

だからこそ今、OpenStreetMapのこれからを守るために、あなたの時間とお金を分け合ってください。

OSM誕生日のこの日、これから広がる未来への支援を

本日よりOSMFは、OSMの未来を支援するため、オンラインのファンドレイジングキャンペーンを開始します。みなさんに、これらのことをお願いしたいと考えています:

  1. OSMの誕生日について、寄付の呼びかけを添えてSNSへ投稿したり、シェアしたりしてください。誕生日を祝う活動の写真と共に、ハッシュタグ #HappyBirthdayOSM#WeAreOSM 、そして https://donate.openstreetmap.orgへのリンクを使ってください。
  2. OSMの未来のために、大小関わらず、あなたができるギフトを贈ってください。世界各国からの贈り物でOSMを支援することで、私たちのグローバル・コミュニティの強さと懐の深さを示すことができます。
  3. 地図の編集をしましょう! 🗺

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OpenStreetMapの未来にチカラを: OpenStreetMap Foundation サイト・リライアビリティ・エンジニアによる1年間の改善作業

. ちょうど1年前、私はOpenStreetMapを支えるテクノロジーとインフラの信頼性とセキュリティを強化することを目標に、OpenStreetMap Foundation (OSMF) に参加しました 。この1年間、私はボランタリの献身的なチームであるオペレーション・ワーキング・グループと密接に協力してきました。私たちは共に、作業プロセスや文書の改善において大きな進歩を遂げ、私達の集団としての有効性強化に到達することができました。私はグループによる支援とコラボレーションに極めて感謝しており、OpenStreetMapの未来のための強固な基盤を構築するため、私たちが実施しためざましい前進を目にできることを嬉しく思っています。

以下で、その内容について少し詳しく説明したいと思います。冗長性、監視、アクセス、およびドキュメンテーションの改善、タイルレンダリングのためのクラウドサービスの利用を拡大、AWSからの寛大なスポンサーの活用、セキュリティ対策の改善、開発環境の刷新を実施しました。

昨年の作業に関してより詳しい話を聞きたい方は、 State of the Map 2022での講演  とGeoMobポッドキャストでのインタビューをご覧ください。そして、みなさんからの連絡も大歓迎です。  osmfuture@firefishy.comまでメールをください。

2022〜2023年におけるサイト・リライアビリティの詳細

私達のサーバのソフトウェア管理

小規模なインフラコンポーネントのコンテナ化(GitHub Actions for building)

私は “Configuration as code” 設定の一環として、以前はchefコードベースの特別メソッドを使用して構築されていた、小規模なサイトの多くをコンテナ化しました。また、ビルドのステップをGithub Actionsに移動させました。今後のコンテナ(”docker”)ベースのプロジェクトに必要となる基盤を構築しました。これらは、OSMFインフラストラクチャでホストされる、私たちの最初のコンテナ/Dockerベースのプロジェクトです。

chefベースのコードは、よりシンプルに、より安全に、そしてより速くデプロイされるようになりました。

chefテストの改善(OPSオンボーディングドキュメンテーション)

. 私たちは、すべてのサーバーとその上で使われるソフトウェアのインフラ(構成)管理にchef.io を使用しています。昨年、chefテストのキッチンテストが拡張され、最新のApple Siliconマシンでも動作するようになりました。テストは現在、CI/PRプロセスの一部として確実に実行されています。テストを行うことで、私たちが行う構成変更に対し、品質管理と保証が加えられます。ARMサーバのハードウェアに移行する前にテストキッチンを使用することができたこともあり、ARMサポートの追加はより簡易になりました。

信頼できるテストがあれば、新しいchefのコントリビュータが参加しやすくなるはずです。

ネットワークインフラの強靭化

アムステルダムのネットワークアップグレード(新しいスイッチ、デュアルリダンダントリンク。ダブリンにも順次反映予定)

アムステルダムのネットワークはこれまで、冗長性を確保するべき箇所に対応できていませんでした。CiscoのSmall Business装置が使われ続けており、ハードウェアの問題で予期せぬ停電に見舞われたこともありました。 また、この機器は将来のアップグレード作業の足かせとなっていました。そこでオペレーショングループは、ダブリンのデータセンターで標準的に使用していたJuniper製のハードウェアに交換することを決定しました。ライブ環境でのダウンタイムを最小限に抑えながら(<)、機器を交換することができました。

ダブリンとアムステルダムの両データセンターでは、標準化された、よりセキュリティの高い構成が採用されています。各サーバーは、冗長性とパフォーマンスを向上させるため、完全に結合されたリンクを持つようになりました。スイッチは、電源とネットワークの冗長性が向上しています。来月には、完全な耐障害性のアップリンクの設置(発注済み)が予定されています。

両データセンターへの帯域外アクセス(4Gベース)

私は、各サイトに帯域外アクセス装置を構築し、設置しました。このデバイスは、シリアルコンソールを使ってネットワークと電源管理機器に直結されています。帯域外デバイスは、プライベート4Gネットワーク(1NCE)への弾力性のある4Gリンクを持っています。 帯域外アクセスデバイスは、冗長電源と4xシリアルコネクタを備えたカスタムメイドのRaspberry PIです。

メンテナンスを容易にするインフラストラクチャの文書化(ラック/電源)

データセンターの各ラックユニット、電源ポート(Power Distribution Unit)、ネットワーク接続、ケーブルをドキュメント化しました。これにより、サーバの管理が容易になり、ミスが減り、リモートハンド(外部サポートプロバイダー)に適切な指示を出すことができるようになり、私たちの代わりにチャンスを作ってくれるようになりました。

Oxidizedの利用(ネットワーク機器の可視化)

ネットワークや配電の設定をgitに保存し、変更点を報告するようにしました。これにより、変更の見通しが良くなり、セキュリティも向上しました。

構成は継続的に監視され、サイト間で構成がずれた場合でも、解決が容易になりました。

Terraform Infrastructure as Code(管理・再現性の向上)

TerraformはInfrastructure-as-Codeツールです。現在リモートモニタリングサービス(statuscake)の管理に使用しており、AWSとFastlyのインフラの管理にも導入する予定です。

以前は、これらのコンポーネントはすべて、それぞれのウェブUIを使用して手動で管理されていました。Infrastructure-as-Codeは、運用チームが共同で変更作業を行うことを可能にし、可視性を高め、変更の再現性やロールバック処置を容易にします。

私たちは、dnscontrolコードを使用して、すべてのドメインのDNSを管理しています。 CIテストを追加して外部との連携を強化するなど、昨年から少しずつ改良を加えています。

クラウドサービスの利用拡大

レンダリングインフラにAWSを使用。AWSのコストを最適化を実施。セキュリティの向上。バックアップの改善。さらなるパイプラインの追加。

オペレーションチームは、数年にわたりAWSの利用を徐々に増やしてきました。私は、AWSのベストプラクティスガイドラインに従って、請求管理とセキュリティを改善するために、AWS組織モデルを使用し、複数の用途別AWSアカウントを構築してきました。レンダリングインフラを拡張するために、AWSのスポンサーシップを惜しみなく獲得しました。私たちは、AWS Graviton2 EC2を使用して、ARMアーキテクチャを使用した実験的な新しいレンダリングインフラを構築しました。
これまでARMベースのサーバーを使用したことはありませんでした。chef(configuration as code)の改良の一環として、Apple Silicon(ARM)のローカルテストサポートを追加していましたが、ARMサーバーに必要な互換性をchefに追加するために必要なのはわずかな作業だけでした。

OSMタイルレンダリングスタックを実行するためのAWS Graviton2 EC2インスタンスのパフォーマンスには感銘を受けました。 また、AWSでレンダリングスタックをさらに改善するために、オンデマンドスケーリングとインスタンスのスナップショットをテストしました。
データバックアップ目的でのAWSの利用も増加しています。

セキュリティの向上

昨年、多くの一般的なセキュリティが改善されました。例: サーバーへのアクセスはsshキーで行うようになりました(パスワードによるアクセスは無効になりました)。また、運用チームが使用していたgpgベースの特注パスワードマネージャーから、gopass  (https://www.passwordstore.org/  の機能豊富なバージョン)に移行しました。gopassは、鍵の管理とパスワードストアの共有を改善します。

さらに、インストールされているコンポーネントを減らし、インラインアップデートを無効にし、XMLRPCアクセスを無効にすることで、WordPressインスタンスのロックダウンを強化しました。また、アクセス権を持つユーザーを減らし、使用されていないアクセス権を削除する作業も行っています。

改善を要する脆弱性に関し、主要な領域をドキュメント化(冗長性、セキュリティ、その他)

技術的な脆弱性についての文書化: 改善が必要な脆弱性の主要な領域(冗長性、セキュリティなど)に関する報告書を作成しています。この報告書をもとに、将来的に投資を集中し、リスクへの暴露をさらに減らしていく予定です。

開発者環境の刷新

新しい開発サーバ

昨年、すべての開発ユーザを新しい開発サーバへ移行させました。旧サーバーは耐用年数(~10年)を迎え、容量(CPUとストレージ)の限界に達していました。新しいサーバはアムステルダムのデータセンターに直接配送され、現地作業員によって物理的なラッキングが行われた後、私が作業を行い、すべてのユーザーとプロジェクトを移行しました。

Subversionの引退

私は昨年、 古いsvn.openstreetmap.org のコードリポジトリを引退させました。このコードリポジトリはプロジェクトの発足当初から使われており、プロジェクトにおけるコード開発の豊かな歴史が含まれていました。私は reposurgeon をカスタマイズした設定で使用し、 svn コードリポジトリを git に変換し、完全な貢献履歴を維持したまま、以前の貢献者(350人以上)をそれぞれの github や関連アカウントに正しくリンクするよう注意を払いました。 古いsvnのリンクは維持され、現在はgithubのアーカイブにリンクされています https://github.com/openstreetmap/svn-archive https://github.com/openstreetmap/svn-archive

フォーラムの移行

旧フォーラムの移行では、100万件の投稿と16年分の投稿をdiscourseに移行しました。 すべての投稿は、fluxbbのマークダウンからdiscourseのマークダウン記法に変換されました。すべてのアカウントを統合し、  認証をOpenStreetMap.org の”シングルサインオン”ベースの認証に変更しました。

すべての古いフォーラムのリンクは、ユーザー、カテゴリー(国など)、スレッドトピック、そして個々の投稿など、正しいコンテンツにリダイレクト(インポートされたものへのリンク)されました。

OSMにとって State of the Map カンファレンスが大切な理由

State of the Map(SotM)カンファレンスに参加されたことがある方なら、SotMはGISや地理空間に関する最高の知識、スキル、トレーニングが提供される場であることをすでにご存知でしょう。SotMはその上、楽しく魅力的な社交の機会がたくさんある素晴らしいネットワーキング・イベントでもあります。もしあなたがOpenStreetMapコミュニティに参加したばかりで、まだSotMに参加したことがないのであれば、あるいはSotMのスポンサーになろうと考えている会社の一員で、チームを派遣して参加しようと考えているのであれば、この投稿はまさに、そんな方々のためのものです。

Image credit: Parker Michels-Boyce Photography. Please tag @OpenStreetMapUS in social media posts when using these photos.

SotMとは?

OSMerは、地図データの改善という共通の目標に向けて、コミュニティを築き、ツールやリサーチを共有し、お互いにネットワークを作る手段として、State of the Mapでの会合を毎年開催しています。 その規模は様々で、ローカル、リージョナル、グローバルに組織されていますが、その目的はいつも同じです。  ローカルとリージョナルのSotMは地域コミュニティによって組織され、グローバルSotMはOSM財団によって組織されます。 

State of the Mapカンファレンスは、OSMマッパー、コミュニティ活動家、オープンソース開発者、大学や学術機関の研究者、デザイナー、地図製作者、民間企業や公的機関の技術専門家などの架け橋となります。

議題となるトピック

トピックの範囲は、コミュニティと同様に多岐にわたります。プレゼンテーションの種類は、5分間の”ライトニング・トーク”から15~20分のプレゼンテーション、75分のワークショップまで様々な種類があり、トピックも、ウェブサイトやツールの開発、データ分析、人道マッピングなど、様々です。プレゼンターは地域コミュニティ、Youthmappers、HOTOSM、maplibre、FOSS4G、学界、その他の非営利団体、大小の企業に所属しています。

2022年にイタリアのフィレンツェで開催されたグローバルのSotMは、SotMで代表される情報やスキルの幅広さを示す良い例です。 セッションのタイトルの一部を紹介しましょう: “ベクトルタイルとしてのOSM Carto; OpenStreetMap派生データベースのイノベーション”, “小さな街のマッピング”,  “maplibre-rs: Rustを使ったクロスプラットフォームの地図レンダリング”、”10年目のiD Editor-これからの道筋”、”OSMを使ったアマゾンの森のリバーサイドコミュニティのマッピングにおける女性のリーダーシップ”などです。

これらはほんの一例です。  全プログラムプレゼンテーションの録画はこちらにあります。ポスター展示はこちら – はい、2022年のSotMでは、壁さえも知識に満ちてます! そして、こちらは学術的な講演発表の要約になります。

このようにして、SotMは地理空間技術、OpenStreetmap、フリーでオープンなソフトウェアやデータの未来に興味のあるすべての人へ、インスピレーションと知識を提供します。

OpenStreetMapコミュニティは1年365日、最高の世界地図を共に作り上げています。State of the Map USは、最高のコミュニティを構築するために、実際に数日間を共に過ごすチャンスです。 このイベントは、 多様なトピックと参加者が集まる、地理学におけるユニークな取り組みです。民間企業、個人の趣味家、学界、政府機関が一堂に会し、ネットワークを広げ、革新し、学び合うのです。

 
 –Maggie Cawley, Executive Director, OSMUS

State of the Mapカンファレンスへのスポンサリングが重要な理由

はい、その理由もまた、多岐に渡ります!

  • すべてのSotMで共有される専門知識は、OpenStreetMapの品質へ直接影響します。
  • OSMから利益を得ている企業は、データの帰属を表示するだけでなく、コミュニティをサポートするべきです。OSMFを通じたプロジェクトへの 寄付、SotMへのスポンサー、企業会員になること、ツールやデータを共有することは、感謝の循環を回すものです。
  • OSMFは素晴らしいリクルーティングの機会でもあります。GISと地理空間における最高の頭脳が一堂に会する場所が他にあるでしょうか?
  • プロフェッショナルとして成長する絶好の機会です。OSMを使って活動する他の会社とつながり、他のエンジニアやアナリストから学び、何十もの興味深い新しいツールやプロジェクトから刺激を受けることができます。
  • 企業の社会的責任を通じて、ブランドの認知度を高めることができます。より良い世界を作るために投資している企業に対して、顧客のロイヤリティが高いことはよく知られています。

SotMはあまりにも多く開催されており、ここですべてを紹介することは難しいのですが、最近の例をいくつか紹介します。

2023年に開催されるSotMへの支援

リージョナルのSotMとして4つの大規模なイベントが控えており、その全てがスポンサーを必要としています。

FOSS4G Oceania
Aukland, 2023年10月16〜20日: sponsorship prospectus

このカンファレンスはFOSS4GとSotMを1つのイベントに統合し、オセアニアのオープンソース地理空間への取り組みに焦点を当てます。このカンファレンスはオセアニア地域の地図作成者に、開発者とユーザーのグローバル・コミュニティへの接続機会を提供し、OSGeoとOpenStreetMap財団の支援を受けています。メルボルン、ウェリントン、スバで開催された前回のFOSS4G SotMオセアニアカンファレンスは圧倒的な成功を収めました:

  • メルボルンとウェリントンは完売し、各カンファレンスに250人以上が参加
  • 参加者はオセアニアだけでなく、カナダ、イギリス、アメリカなど14カ国以上から
  • 参加者には、GISの専門家、開発者、趣味者、人道支援活動家、政府機関などが含まれています

State of the Map EU
Antwerp,  2023年11月10〜12日:  sponsorship prospectus

このカンファレンスは、多様な人々が出会い、OSMの利用や改善のための知識や経験、計画を交換する機会を提供します。ヨーロッパをはじめ世界中から約400名の参加が見込まれています。この会議はハイブリッドイベントとして開催され、直接参加できない場合はライブストリームで追加参加することが可能です。

“State of the Mapは、プロジェクト全体の鼓動を最も身近に感じられる場所です。グローバルなSotMは世界中を駆け巡ることができますし、そうあるべきです! しかし、ヨーロッパに存在するあまりにも多くのマッパーとデータユーザーのために、大きなOpenStreetMapカンファレンスが2年連続ヨーロッパで開催されることは今後ないでしょう”

–Joost Schouppe, OSM Belgium, co-organizer of SotM EU 2023

State of the Map Asia
Bangkok, 2023年11月21〜25日: sponsorship prospectus 

昨年フィリピンで開催されて成功を収めたSotM Asiaは、今年、タイのバンコクで開催されます! アジア地域のみならず世界各国から300-500人の参加者を集め、OpenStreetMapやオープンデータツール、プロジェクト、課題、そしてアジアの多様な文化を紹介し、つながり、議論したいと考えています。

State of the Map Africa 
Cameroon, 2023年12月1〜3日: sponsorship prospectus

OSMアフリカはアフリカ大陸の国々におけるOpenStreetMap貢献者、利用者、支援者の地域コミュニティです。これにはマッパー、科学研究者、人道主義者、NGO、政府機関、中小企業、そしてアフリカ大陸内に事業を持つ、または支援するグローバル企業などが含まれます。このネットワークは、アフリカにおける地理空間データの質、完全性、持続可能性を高めるために、OpenStreetMap上でアフリカの完全かつ詳細な地図を成長させ、作成することを目的としています。

 

進捗、計画、資金状況の確認: 2023年6月OSMF理事会 遠隔対面会議

先週の土曜日、OSM財団理事会は今年2回目となる “screen to screen” ミーティングに参加しました。 私たちは、OpenStreetMapの使命と、すべての人に地図を無償で提供する財団のコアリソースを管理するためにメンバーから託された信頼を糧に、この取り組みに意欲を燃やしています。

私たち理事会がなぜこれほど力を注いでいるのか、そしてこれから何が始まるのかについて共有したいと思います。

screen to screenは、OSMFと私たち理事会の仕事の現状と方向性を一歩引いて評価するために繰り返し行われています。私たちは、新たなアプローチと戦略的計画プロセスの加速について大いに話し合いました。EUへの移転、技術スタッフの増員、EDの役割のような将来の潜在的ニーズ、地域コミュニティの支援など、最優先事項に関して現在進行中の作業を掘り下げました。私たちは、現在の財務状況と短期的に必要とされるリソースについて検討し、今年の予算計画を達成するために50万ポンドを集めるという資金調達計画を再確認しました。

進捗確認

. 私たちは、3月のscreen to screenで2023年のアジェンダ を設定してからの進捗状況を確認しました。これは重要な説明責任です。回答はまちまちでした。実際、多くのことが進んでいますが、遅れている部分もかなりあります。  これらはすべて、私たちの公開アクションアイテム管理用gitlabで確認することが可能です。私たちは3つの方法で効果に取り組むことを決意しました。第一に、どのタスクに優先順位をつけるか。第二に、チームワークです。他の理事とペアを組んでタスクに取り組むことで、負担を分かち合い、お互いのペースを保つことが可能となります。何より、一緒に仕事をする方が楽しく取り掛かれます。第三に、限界を明確に伝えることです。人生にはいろいろなことが起きます。ミーティングを欠席する場合、あるいは他の誰かに仕事を任せる必要がある場合、理事会に伝えることが最低限期待されます。

この点を把握するため、 理事会議事規則 が更新されます。

戦略計画

続いて、戦略計画プロセスに移ります。戦略計画は、OSM財団における日々の業務と意思決定のすべてを導き、調整するための包括的な文書となります。この時点で、戦略計画をオンラインのグローバルコミュニティ向けに翻訳することは難しく、もっとよりよいやり方がある可能性があることを認識しました。理事会からのフィードバックと、ファシリテーターであるAllen Gunn氏の賢明な指導により、私たちは、あらゆる戦術の可能性を議論するのではなく、一般的な目標を明確に伝え、計画の各セクションの動機をより明確に説明するよう、計画のプロセスを方向転換しています。また、私たちは、この計画が生きた文書であるべきであり、今後数年の間に出現する進展に容易に対応できるようにすべきであることに合意しました。私たちは、今後 2ヶ月以内に計画を完成させるべく、草案作成、協議、最終決定のプロセスを加速させています。近日中に詳細を発表する予定です。

戦略的成長

戦略的成長のためにscreenで議論した具体的な戦術には、主要なものがいくつかあります。システム管理者を1人チームに加えることによって、チームのカバー範囲を広げ、インフラの堅牢性を加速させます。  OSM.orgのコーディングプロジェクトをプロジェクト管理する有給の役割に従事することで、マッパーのニーズと開発イノベーションを解き放ちます。ベクトルタイルのインフラを立ち上げることで、多様なマッパーのレンダリングニーズに柔軟に対応します。OSMFのインフラとOSMデータの利用を支える広範なOSMソフトウェアエコシステムに、エンジニアリングコミュニティ開発と助成金を通じて投資します。理事会が設定した戦略をサポートするために、OSMFの執行役員の役割の範囲と適性を調査します。

資金調達

増大するニーズに対応するためには、リソースが必要です。私達はOSMFの財政の調査に時間を費やしました。ここ数年、OSMFはOSMデータの作成と利用に対する要求の高まりに対応するため、その債務が拡大してきました。今年の財務管理戦略は、雨の日に備えて蓄えを残し、収支を均衡させることです。そして今後数年間は、戦略的な成長分野に目を向けながら、非常に的を絞ったスタッフ、インフラ、コミュニティへの投資で成長を維持するために、慎重かつ思慮深く成長するための資金を持ちたいと考えています。それを維持するのに必要な資金があるという確信がないまま、債務の増大にコミットするつもりはありません。

これまでOSMFは、技術インフラに最も多くのリソースを費やしてきました。シニア・サイト・リライアビリティ・エンジニアとiDメインテナーによる献身的なスタッフ・サポートも加わりました。その結果、システムはより安定し、堅牢になり、マッピングツールもより利用しやすくなりました。今年度の予算は、インフラ投資、スタッフ、運営諸経費、予備費を合わせて681,000GBPです。 法人および個人会員からの通常収入との差額は521,000GBP。私たちはこれを資金調達キャンペーン、および”会費” https://join.osmfoundation.org/ の目標として再確認しました。

地図は誰でも無償で編集できますが、無料で作成が可能であることを意味していません。OSMは会費、ギフト、スポンサーシップという形の寄付によって運営されています。 screen to screenでは、数週間前にSotM US、SotM France、SotM Balticsで行われたファンドレイジング・キャンペーンについての素晴らしい会話を振り返りました。私たちは多様な情報源を活用することで資金調達にアプローチしようとしています。これは通常、企業会員と契約して彼らから資金を募ったり、OSMコミュニティや自由でオープンな地図を支持する幅広いインターネットから寄付を募ったりすることを意味します。今年もこの2つを行うとともに、公的資金や民間の慈善事業における他の機会についても調査しています。私たちは7月に個人や団体にお願いにまわる準備を進めています。寄付者として、あるいはあなたのコミュニティでキャンペーンを推進する大使として、私たちはあなたの助けを必要としています。

皆様のご意見をお待ちしております!

OSMF理事会、2023年の最初の3分の1を振り返って

. 理事会メンバーは当年の初めに、私達のこれからの展望について考えをまとめました。それから4ヶ月が経過した今、振り返り、評価すべきことがたくさんでてきました。ここでは、私達一人ひとりの声で、何が起こったのか、これから何が待ち受けているのか、そしてそれらについてどう感じているのかについて、考えを述べたいと思います。

OSMFの活動へのご意見・ご感想をお待ちしております。 直接お問い合わせいただくか、 OSMF会員であれば毎月実施している 月例理事ミーティングにご参加ください。

Arnalie

この新しい役割に就くということは、私にとってはゆっくりとした学びのプロセスでした。最初の3ヶ月はまだ学んでいる最中で、何の仕事もできませんでした(さらに健康上の問題もありました)。新役員の就任プロセスの改善に貢献し、半年または1年ごとの振り返りをOSM Diaryで共有したいと思います。とはいえ、私の優先順位は変わらず、コミュニティの発展とOSMプロジェクトの維持のために、共に働く同僚たちの仕事をサポートしたいと思っています。

より多くの地域支部の設立(Q2優先事項)

  • 地域支部の申請と手続きに関する提案書を作成し、5月末から6月初旬頃までにコミュニティと共有し、フィードバックを得たいと考えています。
  • 地域支部の候補と何度かチャットしました(もしこれを読んで興味を持たれた方は 私までご連絡をお願いします!)
  • また、現在承認されている地域支部との関係も強化したい(LCCWGと調査・協議を行う予定)ですし、地域支部の年次報告についてもまとめ、共有したいです。
  • OSMFワーキンググループのメンバーを含む、OSMF会員の多様化(Q3での優先事項)
  • 財政的な持続可能性と効果的な資金調達の確保
    • 支援的な立場ではありますが、特にアジア地域での資金調達活動の多様化に貢献したい

Craig
理事会における仕事は、効果的に働くために必要なすべてのスキルを身につけるための急な学習曲線からスタートします。次回の役員選挙の前に、理事就任の手続きをアップグレードすることで、より多くのことを得られるでしょう。私のリストにも入れています!

私の主な仕事は、OSMF戦略プランの立案です。Allan Mustardさん、Sarah Hoffmannさんと私という小さなチームで、2021年からの計画を修正・再構築し、10ヶ国語に翻訳し、現在、計画におけるコミュニティ開発部分について広くOSMユーザのコメントを募るキャンペーンを実施しています。

私は、OSMを国連のデジタル公共財の登録に参加させるための、非常に完了的な登録手続きを完了させようとしています。また、OSMFがフルタイムの執行役員を任命するべきかどうかも研究しています。ディスカッション・ペーパーの作成は進んでいますが、まだ発表の段階には至っていません。

また、OSMFが保有する非常に重要かつ複雑な技術面について、多くの情報源から学ぶことに特に力を注いでいます。オペレーションの打ち合わせに参加し、小さなチームで何がなされているかを確認することで、理事の立場から彼らの活動を支援するために必要な事柄を見つけ出そうとしています。

Guillaume

Guillaumeさんは家庭の事情で忙しく、現在OpenStreetMapに参加できていないことを深く反省しています。

Mateusz

メールの返信を準備したり、議論や打ち合わせに参加したりと、様々な細かい活動をしながら、OSMFJの理事がどのように機能しているかを学んでいます。特に戦略的な会議計画やOSMFの選挙で説笑みしたような問題で、今後数ヶ月でより多くのことを達成したいと思っています。特にOverture Foundation/Linux Foundationが公開したデータに関する4月のライセンス問題が解決したことを嬉しく思っています。

Mikel

特に濃密で、生産的でした。OSMFにおける資金調達の優先順位を決め、そのための資金調達担当者を迎え入れ、  そのための資金調達担当者を迎え入れ、資金調達とOSMFの使命や価値観を一致させるためのガイドラインを起草しました。ファンドレイジングはまだまだこれからです。また、理事会のために、コミュニティや組織とのコミュニケーションに多くの時間を費やし、アドバイザリーボード(諮問委員会)を再開させました。特に、OvertureやMap Builderなどの複雑さを理解することに特に興味をいだいています。OSMFの位置づけもよく、良い方向に向かっていると考えています。  最後に、Screen 2 Screen は、目の前にあるすべての仕事を方向付け、それを一本の糸でつなぎ合わせるためにとても有益だったと思います。大変であり、私にとって興奮すると同時に気が遠くなるような気がしないとは言えませんが、私達はそれをやり遂げるための適切な体制を整えています。

Roland

現在のところ、資金調達という課題が明確になっています。OSMFはハードウェアやランニングコストが必要となる規模になり、さらに、最も重要な課題として職員の雇用の問題もあります。これまでは年間約 200,000GBP(あるいはEURかUSD)の収入がありましたが、今後は700,000GBP(あるいはEURかUSD)の予算が必要となることが予想されています。貯蓄があるため緊急度はまだ高くありませんが、本当に大切なことです。

従って、ファンドレイザーとの協業を開始したことは正しい判断です。寄付収入は現在、ほぼ米国中心となっています。歴史的に、収入のほとんどが米国に由来しているため、予想の範囲内ではありますが、資金確保と多様化の正面で、米国以外からの一定程度の貢献が望まれることから、これは課題でもあります。

Sarah

スタートが遅かった分、この2ヶ月で役員会の仕事はかなり激しい動きとなりました。Overture foundationの登場は予定外の出来事で、間違いなく理事会の優先順位に影響を与えました。OSMFの財務状況整理が本格化しています。予算、資金調達やファンドレイジングの方法などについて、実りある議論ができました。その中で何度も出てきたのが、現在ペンディングされているEUへの加盟によってOSMFの協力の場が広がるということです。これは次の四半期の私の優先事項となっています。  戦略計画の更新作業 では、OSMの将来についてコミュニティのかなりのメンバーと話す機会を得ましたが、私はさらに多くの声を聞きたいと考えています。次はマルセイユで開催されるState of the Map Franceでディスカッションセッションを開催する予定です。

OpenStreetMap財団における資金調達のための倫理ガイドライン

2023年、私達OpenStreetMapは、素晴らしいマッピングコミュニティを支えるコアサービスの維持と成長に資金を提供するためのキャンペーンを控えています。これは非常に重要なことであるため、OSMF理事会はマッピングキャンペーンの開催について協議し、有償の支援を受けることを決定しました。 この大きな歩みでは、OSMFの使命と価値観に沿った高い倫理基準で歩を進めることが不可欠です。

理事会は資金調達ガイドラインの草案を作成しました。 そして、作成された資金調達ガイドライン についてコミュニティから意見を公募したいと考えています。観念的なレベルでは、資金調達は以下の主要なポイントによって導かれます。

  • 募金はOSMFの使命を支援するために実施される。
  • 寄付者の希望と意向を尊重しつつ、コミュニティの価値観を守る。
  • 私たちのコミュニケーションは、高水準の誠実さと透明性を遵守する。
  • 募金活動においては、多様なOSMコミュニティの協力と包摂を最も重要とする。
  • 募金活動は効果的に実施・管理する。
  • 私たちのガイドラインは、明確なポリシーに支えられる。

内容を熟読いただき、ご意見がありましたら、フォーラム、コメント欄、または直接理事会までお寄せください。

State of the Map (SotM) 2024の開催地募集!

State of the Map (SotM) 2024の開催地募集が開始されました! チームを結成し、アイデアを形にし、SotM 2024開催への提案を掲げましょう!

SotM Logo

来年開催となるカンファレンスへの応募はどなたでも可能です。グローバルなSotMがまだ開催されていない地域からのコミュニティ提案を強く推奨します。

OSM wikiページに記載されたガイドラインと選考基準に目を通していただき、来年のカンファレンス会場への応募を計画し始めましょう。 

今回、早期の募集が開始されることで、2024年に選択できる日程は柔軟性が高くなっています。他のOpenStreetMap関連イベント(FOSS4Gや地域のSotMなど)がいつ開催されるかを注視し、コミュニティにとって関連する他のカンファレンスと衝突する可能性を避けるようにしてください。

立候補は以下のページからお願いします https://wiki.openstreetmap.org/wiki/State_of_the_Map_2024/Call_for_venues

今後の日程

  • 開催地の募集開始: 2023年3月31日
  • 募集締め切り: 2023年5月31日
  • 2024年の開催地発表: 2023年8月

より詳しい情報必要ですか?  

詳しい情報はSotMワーキンググループにお問い合わせください! 必要に応じてガイダンスを提供できるよう、できるだけ早くメール sotm [at] openstreetmap.org までご連絡ください。

皆様とコラボできることを、楽しみにしています。

SotM組織委員会

最新情報は、サインアップして @sotm をフォロー!

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The State of the Map conference is the annual, international conference of OpenStreetMap, organised by the OpenStreetMap Foundation. The OpenStreetMap Foundation is a not-for-profit organisation, formed in the UK to support the OpenStreetMap Project. It is dedicated to encouraging the growth, development and distribution of free geospatial data for anyone to use and share. The OpenStreetMap Foundation owns and maintains the infrastructure of the OpenStreetMap project. The State of the Map Organising Committee is one of our volunteer Working Groups.

OpenStreetMap was founded in 2004 and is an international project to create a free map of the world. To do so, we, thousands of volunteers, collect data about roads, railways, rivers, forests, buildings and a lot more worldwide. Our map data can be downloaded for free by everyone and used for any purpose – including commercial usage. It is possible to produce your own maps which highlight certain features, to calculate routes etc. OpenStreetMap is increasingly used when one needs maps which can be very quickly, or easily, updated.